スウェーデンVolvo Cars(ボルボ)は2021年11月10日、第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)の道路輸送に関するグラスゴー宣言に署名したと発表した。また、CO2排出量の削減を加速するため、インターナル・カーボン・プライシング(ICP)を導入することも併せて発表した。

「C40 Recharge」の生産ライン
「C40 Recharge」の生産ライン
生産部門ではCO2排出量に応じたCO2コストが課される。CO2コストが販売価格に影響しないように各部門でCO2コスト削減の努力をする必要がある。(写真:Volvo Cars)
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 COP26の世界輸送デーの一環として発表された道路輸送に関するグラスゴー宣言(正確には、ゼロエミッション車とバンに関するグラスゴー宣言)では、主要市場で化石燃料のみを使用する車両を2035年までに段階的に廃止するというコミットメントを示した。さらに、2040年までに対象地域を主要市場だけでなく全世界に広げる。